破壊力絶大! かたくり粉爆弾!
2004年9月15日 恋愛 仕事で飲み会に参加できない彼氏のタナベ君を残し、タナベ君の会社の先輩達と、ヘベレケになるまで飲んだくれたお話は、先ほど個人のhpに書かせて頂いた。(気になる人はhP→日常の呟き→※魔法のお薬を参照してね★)
これは後日談。
更なる悲劇というか修羅場を生んだ『かたくり粉爆弾事件』のお話だ。
既に記憶を失い、私の中学時代からの友達に手を引かれ(覚えてないが…)、歩いて帰れる距離にある、タナベ君宅に向かった。
友人と別れた後は、
「私は自由じゃー!」
とハイテンションな私は野生の血が目覚め、靴を脱ぎ、裸足で家まで走り始めた。(酔うとたまにやるので、ここまではあまり驚かない)。
ちょっと歩いて酔いが冷めた事で、記憶はうろ覚えのレベルまで戻ったのだが、
「一人運動会の始まり〜」
と、全力疾走をしたりケンケンしたり(ウサギ飛びはもしかしたら、したのかも知れない。)
「なぜ泥酔してそんな事を!」と言うような事をしながら、タナベ氏宅まで辿りついた。
小道に入り、舗装されていない砂利道を少し入ると、通い慣れたタナベ氏のアパートになる。
モチロン裸足のままなので、石が足に刺さってチクチクしたが、そのままムキになって部屋まで辿りついた。
ガチャガチャと鍵を開け、まだ主の不在な家へ転がり込む。
ガシャンと言う何かが倒れる豪快な音。
一面の雪世界。
「うわー、雪だああ」
と私は楽しくなってしまって、突然部屋に舞い散った雪をきゅっきゅと踏み歩いた。
そしてそれに飽きると、夜中の3時頃だろうがお構いなしに、ジャカジャカとシャワーを浴び、素っ裸のまま、また一面に広がる雪景色に、破裂したようにケラケラと笑い転げ、
「雪だ〜。わーい、わーい」
と、更に床に散らばる雪を濡れたままの踏み荒らした。
そして暑いのでそのまま寝室に行き、………暗転。
………。
………。
………。
朝、ぐわんぐわんという物凄い頭痛と共に目が覚めると、素っ裸のままだった。(素っ裸も何度かあるが、人の家はまだない…)。
「うぎゃー!ここはどこだ?」
あたりを見渡すと、背中を向けて屍のように眠るタナベ君が横にいた。
ふぎゃー!! いつ帰ってきたんですか?
そして既に遅刻ギリギリの時間なんですけど!
全く覚えていない。つーか。私はタオルケットなんて掛けてたか? もしかして素っ裸な私にこれをかけてくれたのは、……タナベ君?
さーっと本当に血の気が引く。
二日酔いでヨタヨタと台所へ行くと、床がベタベタしている気がする。
ん? と首を傾げつつも、流し場を見ると、怒りにまかせて投げつけたような雑巾が数枚転がっていた…。
そして流し場に転がり中身を吐き出す醤油。
そして中身が空になっている片栗粉の入れ物。
ここで昨日の夜の出来事がおぼろげながら、蘇った。
雪遊び。
あれは片栗粉を撒き散らしたのですね…。
今までカナリ酔って色々やったが、人様の家でここまで迷惑をかけた事はない。
真っ青になった私は、弁解もできぬまま会社へ直行した。
そしてその日、知り合ってから初めて私にマジ切れしたタナベ君に「出ていけ」と取り付く島がないほど、きっぱり追い出され、別れるか別れないかのド修羅場へと発展していくのだった…。
明け方クタクタになって仕事から帰ってきて、玄関を開けたら真夏なのに片栗粉の雪景色。
疲れた体にムチ打って、ブチ切れながらもとにかくざっと雑巾がけをしたのだろう。
後日談では玄関を開けて「嘘でしょ?」と思ったそうだ。
そして裸の私を見て、何か事件でもあったと思ったらしい…。
荒れ果てた我が家。
裸のまま倒れて、ピクリとも動かない彼女。
そりゃ事件か何かだと思いますよね……。
どちからの心変わり。性格・性の不一致。生活時間のズレ。お金。将来へのビジョンの相違。
別れる理由はだいたいこんなもんかしらと思っていました。…今までは。
図々しくも、いっちょ前に世の中の健全な女性と一緒だろうと、思っていました。ごめんなさい…。
今日から酒乱で別れるという選択肢も付け加えておきます。
そして奇特にも許してくれた豪傑なタナベ君。
この事件は私たちの中でタブーですが、本当は聞きたい事が沢山あります。
「玄関は開けっ放しでしたか?」
「シャワーはちゃんと止めてありましたか?」
そして。
「素っ裸で上を向いて寝てたのでしょうか?」
私の知らない私の秘密。
どうかタナベ君が棺桶の中まで持って行ってくれますように…。
これは後日談。
更なる悲劇というか修羅場を生んだ『かたくり粉爆弾事件』のお話だ。
既に記憶を失い、私の中学時代からの友達に手を引かれ(覚えてないが…)、歩いて帰れる距離にある、タナベ君宅に向かった。
友人と別れた後は、
「私は自由じゃー!」
とハイテンションな私は野生の血が目覚め、靴を脱ぎ、裸足で家まで走り始めた。(酔うとたまにやるので、ここまではあまり驚かない)。
ちょっと歩いて酔いが冷めた事で、記憶はうろ覚えのレベルまで戻ったのだが、
「一人運動会の始まり〜」
と、全力疾走をしたりケンケンしたり(ウサギ飛びはもしかしたら、したのかも知れない。)
「なぜ泥酔してそんな事を!」と言うような事をしながら、タナベ氏宅まで辿りついた。
小道に入り、舗装されていない砂利道を少し入ると、通い慣れたタナベ氏のアパートになる。
モチロン裸足のままなので、石が足に刺さってチクチクしたが、そのままムキになって部屋まで辿りついた。
ガチャガチャと鍵を開け、まだ主の不在な家へ転がり込む。
ガシャンと言う何かが倒れる豪快な音。
一面の雪世界。
「うわー、雪だああ」
と私は楽しくなってしまって、突然部屋に舞い散った雪をきゅっきゅと踏み歩いた。
そしてそれに飽きると、夜中の3時頃だろうがお構いなしに、ジャカジャカとシャワーを浴び、素っ裸のまま、また一面に広がる雪景色に、破裂したようにケラケラと笑い転げ、
「雪だ〜。わーい、わーい」
と、更に床に散らばる雪を濡れたままの踏み荒らした。
そして暑いのでそのまま寝室に行き、………暗転。
………。
………。
………。
朝、ぐわんぐわんという物凄い頭痛と共に目が覚めると、素っ裸のままだった。(素っ裸も何度かあるが、人の家はまだない…)。
「うぎゃー!ここはどこだ?」
あたりを見渡すと、背中を向けて屍のように眠るタナベ君が横にいた。
ふぎゃー!! いつ帰ってきたんですか?
そして既に遅刻ギリギリの時間なんですけど!
全く覚えていない。つーか。私はタオルケットなんて掛けてたか? もしかして素っ裸な私にこれをかけてくれたのは、……タナベ君?
さーっと本当に血の気が引く。
二日酔いでヨタヨタと台所へ行くと、床がベタベタしている気がする。
ん? と首を傾げつつも、流し場を見ると、怒りにまかせて投げつけたような雑巾が数枚転がっていた…。
そして流し場に転がり中身を吐き出す醤油。
そして中身が空になっている片栗粉の入れ物。
ここで昨日の夜の出来事がおぼろげながら、蘇った。
雪遊び。
あれは片栗粉を撒き散らしたのですね…。
今までカナリ酔って色々やったが、人様の家でここまで迷惑をかけた事はない。
真っ青になった私は、弁解もできぬまま会社へ直行した。
そしてその日、知り合ってから初めて私にマジ切れしたタナベ君に「出ていけ」と取り付く島がないほど、きっぱり追い出され、別れるか別れないかのド修羅場へと発展していくのだった…。
明け方クタクタになって仕事から帰ってきて、玄関を開けたら真夏なのに片栗粉の雪景色。
疲れた体にムチ打って、ブチ切れながらもとにかくざっと雑巾がけをしたのだろう。
後日談では玄関を開けて「嘘でしょ?」と思ったそうだ。
そして裸の私を見て、何か事件でもあったと思ったらしい…。
荒れ果てた我が家。
裸のまま倒れて、ピクリとも動かない彼女。
そりゃ事件か何かだと思いますよね……。
どちからの心変わり。性格・性の不一致。生活時間のズレ。お金。将来へのビジョンの相違。
別れる理由はだいたいこんなもんかしらと思っていました。…今までは。
図々しくも、いっちょ前に世の中の健全な女性と一緒だろうと、思っていました。ごめんなさい…。
今日から酒乱で別れるという選択肢も付け加えておきます。
そして奇特にも許してくれた豪傑なタナベ君。
この事件は私たちの中でタブーですが、本当は聞きたい事が沢山あります。
「玄関は開けっ放しでしたか?」
「シャワーはちゃんと止めてありましたか?」
そして。
「素っ裸で上を向いて寝てたのでしょうか?」
私の知らない私の秘密。
どうかタナベ君が棺桶の中まで持って行ってくれますように…。
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