またまた落とし物をしたね。
世田谷警察から葉書が来ました。酔っぱらった日に落としたのね。
お母さんは情けなかとよ。(-.-;)

以上。
母からのメールでございました。
この日の詳細は後ほど…。
 先日久々に飲んでやらかしてしまった事を少々。
 ホワイトデーのお返しと言う事で、うちの編集部員一同、上司に代々木にあるどえらく美味い鍋のお店に連れてってもらった。
 ただ酒なんて久しぶりだから、かなりウハウハ気分で、「好きなだけ飲みなさい」と言うありがたいお言葉に従って日本酒に焼酎をどんどん開けた。

 帰りはちょーどほろ酔い加減。
 電車のシートに座ったら、無償にアメが食べたくなってバックの中をがさごそ探す。
「あれー。あれれ。おっかしーなぁー」
 じゃんじゃん中身を出してバックをのぞいていると、ぽろっとバックの中から何かが落ちる。

 落としたのはよく駅前で配ってるテッシュかにゃ?
 そう思ったのは私だけではないらしく、近くにいた親切そうな殿方が拾ってくれようとした瞬間、ギョッと顔が曇る。
 ん?
 と思い焦点を合わせた瞬間、私も固まりました。
 落とした物は、、、
 …。
 ……。
生理用ナプキン
 ぎゃー!!!!!!
 そう言えば、以前急になった時に友達から何個かもらったんだっけ。
 
 まわりの刺さるような痛ーい視線を浴びながら、酔っぱらった体にムチ打って回収したけど、あー驚いた。
 まるでマンガみたいなんだもん!

 そう言えば、先週東京駅の構内で人糞を見つけたし。。(どーせ見つけるなら財布とか金がいい)。
 全く。世の中何が起こるかわかりませんね。

 もし電車の中で、ナプキンを落とした人がいてもみなさん暖かく見守ってやってくださいませ
「ねー今日さ。久々に飲みに行こうよ!」
「…。」
 飲み友達のケイ君に電話すると携帯の向こうから、一瞬考えるような沈黙が訪れる。
 今日は仕事! と言わないのだから、本日の予定がないようだ。でも予定がない時に飲みをためらうなんて、ケイ君らしくないなーと思っていると、彼はおもむろに口を開いた。

「…ふかみん。飲みは軽くにしてさ。今日は食事にしない?」
「え? いいよ。そーいえばケイ君とお酒を飲む以外、食事をした事はなかったよね」
 ケイ君のいつもよりも固い、他人行儀な物言いが気になるが、腹も減ったし食事にくり出す事にした。

 イタ飯屋でワインを一本だけ注文し、モリモリ食べてワインを嗜むように舌で転がす。
「なんか…。ふかみんがイッキ以外で酒を飲むって変な感じ」
「まーねー。先週大暴れした時の痣がまだ消えなくてさ〜。年かな〜。何だか最近飲み過ぎで湿疹できるし…。最近もう一人の私の暴れ方がヤバイんで控えようかな〜と思ってはいるんだよね」
 私の言葉を聞いてから、ケイ君は、はあっと大きくため息をついて、
「……本当に覚えてないんだね」
とポツリと呟いた。
「へ?」
「この前俺と飲んだ時の事。何にも覚えてないんだね」

 ………。
 あの時もヤバかった。携帯にラーメン屋で描いたらしいドラエもんやら、見知らぬ写真が映っていて、エラク驚いた記憶がある。
 嫌な予感。できれば聞きたくない。
 私の意志を察知したかのように、ケイ君は口を開く。
「自分の事だから知ってた方がいいと思うから言うけど、あんたすごかったんだよ
 うわあああん。きーきーたーくーなーい!

「ラーメン屋でさ。「ケイ君がどんだけ懐の広い人間かテストしてみましょー」って騒いでさ。頭から水かけられたんだけど、俺。もう店員とか他のお客さんが「大丈夫ですか?」って言ってる間、あんたケラケラ笑ってたんだよ」

 ……………。
 さすがに笑えない。顔が青覚める。それは水かけるってドラマとか以外ありえないだろう。。つーか、人としてやってはいけない事だろう。

「そんだけじゃないよ。その後渋谷のセンター街で、『ギャー!この人に食べられるー!助けてー!助けてー!おまわりさーん!!」って騒いだの…覚えてる?」

 その時の事を思い出してきたらしく、ケイ君の声がトゲトゲしい物へと変わっていく。
 あまりに常軌を逸した行動をする女の話に私はひきつった顔で、
「……その人は、、誰?」
 と聞いてみた。
「あんただよ。その後タクシーに乗車拒否されかけたふかみんさん。さすがに今日は一緒に飲むのをためらったよ」
「…タクシーの乗車拒否されかけた事は覚えてる……」
 それを覚えているから何だと言うような沈黙。

 判決。
 死刑。

「あたし。今物凄く死んだ方がいいと思った。つーかあたしを殺してくれ」
「もーいいよ。そこまでやる人は中々いないしね」
 すげーよ、ケイ君。本気で感動した。
 私の破天荒な所が好きで一緒に飲んでるって言ってたけど、飲み方が破天荒って言うのはいかがな物か? ケイ君…あなたマゾじゃないの? と本気で考えてしまうバチあたりな私。
 ケイ君の言葉に若干の反論を試みる。
「でもさ。でもさ。バンド関係の友達とか音楽業界の人ってみんな凄いんでしょ〜」
「凄いのもいるけど、最近の俺のまわりだと、ダントツふかみんが一番すごいよ?」
「またまた〜」
「………。」
「またまた〜」
「………。」
「ご、、、ご、、ごめ、、ごめんなさい」

 もうひとりの私! 頼むからあまりやらかさないでくれ! このままじゃ友達がいなくなってしまうよ!!

「まー仕事でさ、この時の話とか、ふかみんの飲みっぷりの話をすると、飲み会が盛り上がるからいいけどさ。女の子で死ぬか生きるかって飲み方する人って他に知らないし。でも他の人だとわかんないよ。縁切られないようにしないと」
「……はい」

 縁を切らないでくれたケイ君。ありがとう。
 この反省はいつまで続くんだろう?
 来月まで持つのでしょうか……。

 まずこのニワトリ並みの頭を何とかするのが一番なのかも知れないと、帰りの電車に揺られながら本気で考える私でした…。

 忘年会シーズン!!
 皆さんも『もう一人の私』にご注意くださいませ。
 この前は気合いを入れて出征してきました!

 6合くらいまでは覚えているんだけど、その後はどのくらい飲んだのかちょっと記憶が……。(同じお酒をエンドレスで頼むとそのへんが曖昧になってしまうんですよね)。

 今回は結婚式の二次会に招待して頂いたのに、私が食中毒でお会いできなかった新婚さん夫婦も拝んできました!
 初対面の美しい奥様に絡みまくって電話番号を教えてもらおうとしておりました。
 観念した奥様に無理矢理番号を教えてもらっても、酔っぱらいすぎて番号がうまくおせず、優しい奥様はノートに電話番号を書いてくださっていた…。(手帳に書いてあったのにさっき気付いたよ!)ありがとうございます!!

 みんなと解散後、途中までは友人に手を引かれドナドナのようにタナベ君宅へ向かう私。
 タナベ君の家に到着するやいなや、もーだめ! と安心感でばーっと酔いが最高潮に。
 夜中の3時頃にガタガタお風呂で大暴れしてたっぽいです。(タナベ君が説教の中で風呂場がどーのこーの言ってた)。
 そして前回はかたくり粉をまき散らしたんですが、今回はバックの中身と、ポーチの中の化粧品をまき散らしていたらしい…。
 朝起きて玄関を見たら、なぜか私の口紅やらが転がっていました。ぶるぶる……。
 はっと思い、そーっと自分のバックの中を見ると、化粧品やらノートやらを怒りにまかせて投げ込んだ後が…。
 クタクタになって帰ってきたタナベ君が回収して、バックに投げ込んだんですね。

 今回はちゃんと『説教されてる』って事がわかる程度の酔いだったので、朦朧とした頭でちょっとヤバイなーって直感し、「タナベ君が仕事に行く前に起きて点数稼がなきゃ!また追い出されちゃう!」と決心する私でした…。

 翌朝吐き気をこらえているのはおくびにもださず、うっすら脂汗なんかを浮かべつつもタナベ君に朝の支度をしただわよ!!
 妊娠したての新妻みたいに、ちょっと動くと「うっ」ってなるんだけど、バッチリお酒が残っていて吐きそうなのがバレたらヤバイのでど根性でこらえました。。
 そんな苦労の甲斐あって、ちょっと御機嫌の直ったタナベ君にいってらっさいのチューでお見送り。(日本酒くさいのはご愛嬌)。

 バタンとドアがしまった瞬間トイレに駆け込み、ケロケロしておりました。
 あー……最悪なんだけど、、ここまで飲まないと飲んだ気しないんだよねー。。(早死にジェットコースターに乗りっぱなしですわん★)

 その後、気絶するように布団に倒れ込みあまりの頭痛と吐き気で寝返りも打てずにウンウン寝ておりました。
 復活したのは夕方の5時。
 ヨダレをたらして爆睡したのが良かったらしく、なんとか元気になりました。

 そしてまたまたビックリ。
 足が痣だらけなんですけど! ぎゃー!!!
 特に左側は片手を広げたくらいの大きな痣が。。
 そして靴擦れのせいでかさぶたになっている足の薬指。
 まー学生時代は飲んで足とか痣だらけだったから「チーター」とか言われたけどね。。
 夜遅く帰ってきたタナベ君に青あざをめざとく発見され、
「その痣どうしたの?(怒)」
って言われて、
「家に帰って転んだの…」
と答えたんだが、、全く記憶がない。。どーしたのか私が聞きたいくらいだよ!!
 もしかしたら酔っぱらった私に腹をたてたタナベ君に蹴飛ばされたのだろうか……。
 だって太ももの上の方だから……どうやって転べばこんな所に痣ができるんだ??

 またまた記憶の抜け落ちている所がありましたが、
「暫く飲みたいくない…」
 と思えたので、今回も楽しい飲み会でした。
 何事も全力投球と言う事で……。エヘヘ。。

 日曜日。酔いも冷め、タナベ君の機嫌も直ったしで気を抜いていたら、ギャフン!と言う出来事が私を待っていました。
 タナベ君の家から帰る時に、どーやっても鍵がみつからない。。
 酔っぱらってどっかにうっちゃらったらしいんだけど。。
 最悪な女は待ち合わせがあったので、鍵もしめずにタナベ家を後にしました。
 きっと今夜はまたお説教です。。ギョボー…。。
 タナベ君、ごめんなさいー!!
ビシッ。(敬礼)

ワタクシ、ふかみんは数刻後に戦場へと飛び立つであります。
激戦の中、ふかみん軍曹が狙うは日本。
某世田谷にある居酒屋の日本酒たち。
今日も浴びるほど飲んで暴れてくるであります!
しかーし、今回は日本酒たちを救うと言う大義名分があるのであります。(藻ー新潟の久保田のような可哀想なお酒は見たくないからね!)

本日の敵は前回壮絶な戦い(と言うか主に私ひとりで暴走してたと言う噂は気にしない)をしたタナベ君とこのスタジオ面子。
(幸か不孝か今回もタナベ君はお仕事で欠席。)

今日は皆徒歩圏内なので、敵もホームに落ちたり何かを燃やす心配もないではずであります。

(前回の飲みの事は(魔法のお酒)↓
http://www.geocities.jp/mindsister/C11_1.htm#6
 タナベ君に叩きだされたその後は(片栗粉爆弾)↓
http://www.geocities.jp/mindsister/C2_1.htm#4

前回この面子で飲み、タナベ君宅でも大暴れをして、ブチ切れたタナベ君に家から叩き出されたワタクシ。
真っ赤に熟れたスイカを持って土下座する勢いで謝ったのは、夏だったけど、季節は巡ってもう冬。
そろそろ時効ですよね?(こりない…)。

ではでは。支度をするであります!
日本の酒、万歳!
日本の酒、カンパイ!!