ぎゃー!! 会社用の寝袋で仮眠を取っていたら、頭の上でシャーシャーとコピー機の動く音が。
 さっき同僚は原稿取りに出かけたし、始発部隊は一度戻ったはずだし、掃除のおっちゃんはもう6時頃に来てたはず。フロアにあたし以外いないはずだよな…。
 不吉な思いで、寝袋から顔を上げると、統括の編集長が!!(年齢も父親よりちょっと若いくらいの年上の男性で、フロアで一番エライ人)。
 うわっ、まだ8時じゃん!早ぇ〜よ!!
「ごめんね。起こしちゃったね(半分以上イヤミと思う)」
「あ…いえ、すみません…」
 あやまる訳は、一応表向きは社の規定として徹夜は禁止なの。ホラ、過労死問題とかさ。きちゃないオトナの世界には色々とあるわけっすよ…。
 朦朧とした頭で、はっと寝袋ので不安になる。
 つーか、今の私パンツだっけ? それにパンスト干しっぱなし?

 会社キャンプ中は、最初からない羞恥心がさらになくなるので、夜中トイレの洗面台でコソコソ洗ったストッキングを公共のハンガーに干し、より開放感を得るために、パンツ(ノーブラじゃが、上は着てるぞ!)で寝袋に横たわるので…。
(まわりを見ても、メスでこーいったバカは私だけなので、安心してください)。
 
 朝からメチャクチャ驚きました。結局ほとんど寝られなかったし…。
 でも上司からしてみれば、早朝会社に来て屍のような大きなマグロ女を発見する方がよっぽど怖いよな……。

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