ひゅるるるるって上がっていく花火を見て一言。

「ねーあの動き、精子に似てない?」
 私のまわりが石化の呪文をかけられたかのように固まる。

 だって頭がちょっとまるっとしていて、オタマジャクシが空へ向かって一直線へ伸びていくあの動き。
 ぜーったい元気な精子の動き方だ。

 どどーんと弾けた瞬間、
「着床!」
 と言ってひとりゲラゲラ笑っていました。

 私、中学生のエロ男子じゃございません。
 27歳の立派な成人女子なのでございます。

 この発言で、一緒に行ったお友達は赤面モノのよーでした。(笑)
 あたしは気付かなかったんだけど、側にいた人がぎょっとしたようにこっちを見ていたようです。
 花火大会の後にばばんとベットで打ち上げよーとしていたカップル様、ムードをぶち壊してごめん遊ばせ♪

 今日は仕事が早めに終わったので、さくっと浴衣を着付けて、きゅきょ東京湾の花火大会へ。
 途中かなり強く雨が降った時は「あたし呪われてる!」って本気で泣きそうになったけど、無事花火は上がりました。

 日の出桟橋からはとてもキレイに花火が見られて幸せ。
 やっぱりどんなに混んでいても、火薬の匂いとかあの花火の音を直で聞くと、日本の夏って良いなぁって思います。

 最後までいると混んできちゃうので、1時間を過ぎると、駅の方へとブラブラ歩きながら見学しておりました。
 途中、道路を歩いていた時に思ったんだけど、建物たちぶつかって反響する花火の音って痛々しいね。
 これって東京の花火独特なモノなのかな〜。

 本当の事を言うと、あたしはフィナーレが近づいた時にまとめて上げる花火も痛々しくて悲しくなっちゃう。
 なんでだろう。
 物凄く忙しなくて花火がムリをしているように見えるからかな?
 戦争でも何でもそうだけど、終焉前の異様な盛り上がりって痛いんだと思う。

 精子だったり、終焉だったり。
 花火って色々な事を考えますわねー。

 まぁビール片手に花火が見られるのって本当に最高でした!
 また来年も行きたいです!!

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